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痛い-その1:熾烈な歯列矯正 [ぐち]

去年から歯列矯正をしています。

私が通っている矯正歯科では、抜歯をしない、内側矯正をやらない、というポリシーを持っています。
他の矯正歯科では「抜歯しましょう」と言われたのですが、「抜いてしまってから抜かない歯列矯正をやり直す」ことはできないので、まずは抜かない矯正でやってみることにしました。「抜かない歯列矯正をためして、だめなら抜く」のほうが現実的ですよね・・。

そこで登場したのが「拡大床」という器具です。
kyousei.JPG
あごの内側に樹種を流し込んで型をとり、その型どおりの器具を作ります。(この型どりがすごい苦しかった・・)
ちょっとグロテスクな道具なので写真掲載は避けます。インターネットで検索してみてください。

歯列矯正をするためには、空間が必要になります。現代の人間の歯は空間が足りないために歯列がくずれるからです。
あごの内側にこの装置を付けて、外へ向かって歯を押し出して広げていく装置です。中央がネジでとまっていて、そのネジを巻くとそとへ広がっていくしかけです。

この装置の問題点をいくつか指摘します。
見栄え
透明なピンクです。たぶん、あごの内側に入れたときに目立たなくするためと思います。しかし、これがあだになって、入れ歯のように見えます。これ、とりはずしたりする器具なので洗面所などではずして洗ってケースにしまったりするのですが、知らんひとは「入れ歯してるんだ」と勘違いするひともいるでしょう・・。
けがをする
図を見ていただけるとわかりますが、広げていくうちにあごの内側にあたるようになります。歯を広げるほどの圧力で押していますから、当たるとあごの内側が削れます。もう3、4回あごの内側(粘膜)がけずれる事故に遭いました。流血したこともあります。この装置の使い方は「広げる→当たる(痛い)→削る」を繰り返すように設計されているようです。これ、間違ってると思いませんか?広がりきったときにぎりぎり当たらないように制作してほしいです。なんのために型を取ったのかわかりません・・。
使い方のガイドがなまぬるい
歯科医は「いわれたとおりにしてれば大丈夫」という態度でしたが、もう少し説明がほしかったと思います。この「広げる→当たる→削る」というのを繰り返す、当たるとけがをすることがある、ということを最初にガイドしてほしかったです。
十分負担が大きい
内側矯正は喋りにくいし成人には負担が大きいのでやらない、と言われたのですが、この装置、十分負担おおきいですよ。着けてるとふつうに喋れないし、取り外ししなくちゃならないからめんどうです。けがするし。内側矯正で外へ広げていくってできないんでしょうか・・・。

以上が私の指摘したいことです。
ところで、使い方もすこしずつ慣れてきたので、いくつかコツを書いておきます。
  • 夜寝る前に広げるのは避けます。夜は寝ている間にかみしめて深く押し込まれることがあり、けがをしやすいです。夜はすこし緩めてから寝ます。
  • しめる(広げる)処置は、装置をつけている時間の中間で行うと広がりやすいです。どういうことか・・。この装置、ずっとつけていることはできません。着けたまま食事はできません。また、私は講演が仕事なのですが、つけていたら講演はできません。サシスセソが正しく発音できないんです。このため、よく外しますが、外して、次回着けるときに広げると負担が大きいのです。なので、装着して数時間が経つと歯がなじんできますので、そのタイミングで広げる処置をします。初期のころは2週間に一回ねじ巻きをしましたが、調子のいいときは2日に一回くらい巻くこともできます。
  • すこしくらい汚れてもきにしないようになりました。最初のころは、飲み物呑むとか、食べ物食べたあととか、かなり気にしてつけないようにしてたのですが、食事のあと多少の時間歯磨きしなくてもつけていたほうがいいです。器具は汚れたら洗ったり磨いたりできます。それより広げた歯が戻ってしまうことのほうが損は大きいです。

とゆうことで、抜歯をしない歯列矯正のために歯医者さんが一生懸命開発した新方式なのでしょうけど、まだまだ改善点はありますね。がんばれ歯医者さん。
抜歯をしない歯列矯正を考えている方の参考になれば幸いですー。
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